先日、「建物総合清掃 シバタ環境」様主催の研修会に行って来ました。
この日のテーマは『界面活性剤&SDGs』について。
皆さん、「界面」という意味をご存じですか?
気体と液体、液体と液体、液体と固体、固体と固体、固体と液体のように、二つの相が互いに接触している境目のことを言います。
よく「水と油」という言葉がありますが、水と油を容器に入れると、二層に分かれて混じり合わないことから、相性が悪いという例えになってますよね。
この時の水と油の境目も「界面」ですし、容器と水、容器と油にもそれぞれ「界面」があります。
私たちの身の回りには、たくさんの「界面」が存在するんですね。
そして研修のテーマである「界面活性剤」。
一般のご家庭や私たちハウスクリーニング屋さんが使用している洗剤には、「界面活性剤」が入っています。
一つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の二つの部分を持っています。
本来、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役立ち、汚れを落とす洗浄の働きをします。
また、「界面活性剤」には、「浸透作用」「乳化作用」「分散作用」という三つの作用があり、衣類や食器などの汚れを落とします。
界面活性剤と聞くと、なんだか悪い物のイメージがありますよね。
しかし、洗剤の他に、化粧品や加工食品などにも使われているそうなんです。
もちろん食べても安全な界面活性剤しか使われていないそうです。
悪いイメージの界面活性剤ですが、私たちの日常にはなくてはならない成分なんですね。